ベーシックインカム考 七方ふさがり一方あかり

ベーシックインカムという、まぶしすぎる“あかり”を、正面から見てみようではないか。

経済成長と雇用創出の関係

 先日、グローバルコンパクトの会合でILOの駐日代表の方のお話を聞きました。その中で、「ディーセントワークの4つの戦略目標」というものを紹介されていました。その戦略目標の一つに「仕事の創出」があります。

■経済成長しても仕事は増えない
 この「仕事の創出」というテーマに関して「経済は成長しているが雇用機会は不十分」という課題が挙げられていました。経済成長をしても、昔ほど雇用は増えないということです。それだけ企業努力により機械化、省力化が進んでいるということなのでしょう。ILOにも「今の方法で経済成長を推し進めても雇用の確保はできない」という認識があるようです。

 経済成長により雇用を確保するというのは、地球環境のことを考えると明らかに持続可能ではありません。

■雇用確保ではなく収入確保を!!
 我々が直面している問題の本質は、雇用確保というより、収入確保の問題なんだと思います。別に無理やり経済成長したり、雇用創出しなくても、収入があればよいのです。ベーシックインカムを導入すると、この「無理」をしなくて済みます。ILOはベーシックインカムのことをどう考えているのでしょうか?

■参考資料
 以下、グローバルコンパクトの会合で使われた資料とは少し違いますが、他の類似した講座の資料へリンクを張りましたので、ご参考ください。
http://www.unic.or.jp/un-ds/library-course/ilo_human_resources_strategy.pdf

最近の話題を集めて・・・

最近の話題から、、、

*************
エライ人 「そういえば今年はCO2排出量が増えちゃうらしいね」
ブレーン 「これでも今年の後半は企業の減産で当初予測よりマシになったそうですよ」
エライ人 「そうなんだ、じゃぁ景気はもっと悪くしないとね!!」
ブレーン 「いやいや、そんなことしたら非正規労働者がもっと解雇されて大変です」
エライ人 「そーかー、じゃぁやっぱり財政出動するっきゃないな」
ブレーン 「えっでも財源は?これ以上財政を悪化させてどーすんですか?」
エライ人 「んー困ったな、そうだ!!国の財源がないなら、民活(?)だ!!賃上げしてもらおう。ねぇ御手洗(おてあらい)さん」
ブレーン (!!それは読み間違えしちゃいかんでしょ)
連合 「そーだ、そーだ、ベアだベアー」
経済人 「雇用の確保で精一杯なのに、賃上げなんてとんでもない」
エライ人 「よーし、そんなにいやなら税金を上げて、賃上げの代わりに全国民に毎月一定額給付金(ベーシックインカム)を出すことにしよう。ついでに税金をもっと上げて、介護と年金と医療と教育を充実させよう。」
ブレーン 「でもー、税金上げたら選挙に負けますよ」
国民 「そんなことありませんよ」
**************

少々乱暴な展開でしたが、八方ふさがりとも思える状況の中、最後の選択が唯一残された方法のような気がしてなりません(これがこのブログの名称の由来でもあります)。つまるところ、国民が了解すればよいのです。

「まずは国のムダをなくせ」という批判はありますが、我々はもう少し税金を払うべきです。国民負担率は他の先進国と比べても低いのです。それに、税金が高くなったら生活が苦しくなると思いますか??そんなことはありません。そう思うのは、税金に対する認識が間違っているからだと思います。税金を払うのは損ではなく、助け合いのためです。

つまり、

 ○税金を沢山支払う   =沢山助け合いをする
 ○税金をあまり払わない =助け合わずに個々人でバラバラに生きる

 ということです。税金を払うことは、結果的にはサービスの共同購入になるのです。だから、しっかりやれば得をするはずなのです。問題は、使い道のチェックです。
 増税におおっぴらに賛成する人がもっと出てくるとよいのですが。皆さんはどう思われますか?

管理者/コンタクトについて他

 プロフィールにも記載していますが、このブログの管理者はアミタという会社に勤務している、環境・廃棄物についてのコンサルタントです。
 既に運営しているブログ(議論de廃棄物)で、ベーシックインカムについて記事を書いていますが、この部分について別でブログを立ち上げることとしました。したがって本ブログの初期の記事は、既存のブログの記事の移植となりますが、その後は本ブログの中でベーシックインカムの記事を書いていきます。

 管理者にコンタクトを取りたい方は、アミタ株式会社 ソリューション部 03−5215−8266 堀口までご連絡ください。

 とはいえ、既存ブログの読者の方にもこのテーマを知っていただきたいので、既存ブログにもほぼ同内容のものを掲載する予定です。

このブログの目的について

このブログは、ベーシックインカムの可能性について探り、この政策をより多くの方に知っていただくことを目的としています。

ブログの名称の由来は、、、

 『八方ふさがりにも思える現代社会において、とある方向からベーシックインカムという“あかり”が差し込んできているようである。この“あかり”は近年我々が考えてきた政策の中で最も理想に輝いていると言っても過言ではないだろう。そのため、このアイデアの余りのまぶしさにその可能性を直視することなく「非現実的だ!!」と切り捨てられてしまっていることが少なくないようである。
 そこでこのブログでは、この政策の可能性や課題点、導入したら何が変わるのか、どうした導入できるのかを正面から考えていき、我々が今後進んでいくべき方向を見定めて行くこととしたい。』

ということです。

仕事柄、環境問題と福祉政策を絡めて考えていくことになると思います。さしずめ、環境政策と福祉政策の交差点とでも言っておきましょうか。

週に1回程度の更新を目標に考えております。よろしくお願いします。

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プロフィール

MH

Author:MH
株式会社アミタ持続可能経済研究所という環境コンサルティング企業に勤務。特に廃棄物問題についてコンプライアンス、適正処理・管理についてセミナーやコンサルティングを行っている。既に議論de廃棄物というブログを運営している。
ベーシックインカムについては、「環境問題を解決するために重要なツールとなる」という考えから興味を持つことになり、別途このブログを持つこととなる。


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